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チャールズ・ジェネンズ―《メサイア》台本作家の知られざる功績
によって ルース・スミス
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この本を読み始めると,著者はチャールズ・ジェネンズの人物を語るとともに,ヘンデルやジェネンズたちが生きた時代そのものを描こうとしていることに気付く。ジェネンズの学識を誹謗・中傷した同時代あるいは後代の人々への著者の批判は大変に厳しく,これまでジェネンズの名をほとんど知らなかった私たちには,逆にヘンデルや《メサイア》の偉大さを教えてもらうことになる。ジェネンズが当時の教養人として一級であり,シェイクスピア劇編纂者としても非常に優れた仕事を残していることも興味深かった。付録として掲載されている《サウル》《メサイア》《ベルシャザール》三部作の対訳は丁寧で正確な仕事だ。この労作は,期せずして敬虔な信仰心に支えられたヘンデルとジェネンズの協同作業をこれ以上にない形で紹介しており,「テキストを正確に読む」「心をこめて謳う」ということを私たちに改めて考えさせてくれる。
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